インプラント治療が初めての方
そもそもインプラントとは?
天然歯の見た目、噛みごこちを最大限に再現できる治療法
インプラントとは、失った歯の代わりにチタンでできた人工歯根を埋め込み、被せ物をする治療法です。もともと歯が埋まっていた場所に人工歯根を埋めることにより、噛む力が直接骨に伝わりますので、自然な噛みごこちが得られます。
インプラントと他の治療法との比較
どの治療法が良いか、お悩みの方へ
歯を失ってしまったけれど、どの治療法が良いのかわからない、という方は多いと思います。現在、歯を補う治療法には3つありますが、それぞれ全く違う特色を持っており、どの治療法を選ぶかによってその後の歯の健康状態、ましてやライフスタイルにも影響が出てきます。のちに後悔しないためにも、それぞれの治療法について詳しく見ていきましょう。
インプラント
歯がなくなった部分の顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に被せ物をして歯を回復する方法です。最も自然な歯に近い見た目や使い心地が取り戻せる方法です。保険適用外となります。
入れ歯
義歯とも呼ばれている取り外し式の装置です。保険のもの、保険外のものがあります。部分入れ歯、総入れ歯があり、あらゆるケースに対応できるので、現在でも最も選択されている治療法だと言えます。
ブリッジ
まるで橋を渡すように、失った歯の両隣の歯を削って連結した被せ物をする方法です。主に少数の歯を失った場合に適用されます。保険のもの、保険外のものがあります。
比較表 | インプラント | 入れ歯 | ブリッジ |
適応症 | 1本失った場合から全ての歯を失った場合まで対応可能です。ですが、骨があまりにも少ない場合や、手術をする関係上、健康状態がよくない方には行えない場合があります。 | 1本失ったケースから全て失ったケースまで、いずれのケースにも対応できます。インプラントとは違い、骨が少なくても、全身疾患があっても対応することができます。 | 失った歯を支えるしっかりとした歯が必要であるため、通常は少数本(1〜2本)歯を失った場合にのみ適用されます。 |
噛む効率 | 天然歯の9割ほどの効率で噛めるようになるとされています。 | 失った歯の本数にもよりますが、天然歯の3割ほどの効率くらいだとされています。 | 一般的に、天然歯の6割程度だとされています。 |
見た目の良さ | 実際外側から見えるのは、被せ物の部分だけなので、セラミックの場合だと天然歯のような見た目になります。ただし、上の前歯を失った場合に骨が大幅に吸収されてなくなってしまっているケースにおいては、審美性の回復が難しいケースもあります。 | 総入れ歯の場合、骨・歯茎が痩せてしまった分の張りを回復してくれることもあり、一般的に見た目は良くなります。部分入れ歯の場合、特に保険の入れ歯だと、歯にかかる金具が見えて見た目が悪くなることがあります。 | 保険のものの場合、奥歯は銀歯になってしまうため、審美的に問題が出る可能性があります。また、保険でも前歯は白くできますが、プラスチックの素材であるため、年数が経つと黄ばんでしまうという欠点があります。 |
快適さ | 骨に埋まって固定されているため、違和感がなく、快適です。 | 歯茎の上に装置がのっているため、違和感を強く感じてしまう可能性があります。また、入れ歯と歯茎の間に食べカスが入り、痛みや違和感を感じることもあります。 | 固定式のため、慣れてしまえば違和感を感じることはほとんどありません。 |
周囲の歯へのダメージ | 単独で入れることができるため、周囲の歯に負担をかけたり、傷めたりすることがありません。 | 金具をかける歯をほんの少し削ることがあります。また、金具がかかる歯に噛むたびに引っ張られる力が働き、歯周病が進みやすくなったり、金具の部分に歯垢がたまって虫歯ができることがあります。 | 失われた歯の両隣の歯を大量に削る必要があるため、もともと健康な歯の場合には特にダメージが大きいと言えます。また、噛む力が両隣の歯に大きくかかりますので、歯周病が進行しやすくなります。 |
治療期間 | インプラントと骨がくっつくのを待たなくてはならないので、インプラント手術を行ってから、最終的に歯が入るまで3ヶ月〜半年ほどかかります。 | 治療開始から3〜4回ほどの通院で終わります。 | 治療開始から2〜3回くらいで終わります。 |
費用 | 保険が適用されないため、他の保険の治療法に比べて高額になります。 | 保険治療では安価で行えますが、保険外治療だと高額になります。 | 入れ歯と同様、保険治療では安価に行えますが、保険外だと高額になります。 |
オールオン4
歯を全て失った方、総入れ歯が合わずにお困りの方、歯が全体的にぼろぼろで噛めない方でも、少ない本数のインプラントで全体的に噛めるようになります。オールオン4なら、骨がかなり痩せてしまった方でも骨の移植を避けてインプラントをすることが可能です。
フルマウスインプラント
当院では、歯を失ったところに「ただインプラントを埋めるだけ」の治療は致しません。全体的なお口の健康状態や噛み合わせなどの問題点を解決しながら、できるだけ長く持たせられるインプラント治療を行なっていきます。
抜歯即時インプラント・結合組織移植
骨や歯の状態によっては、抜歯をしてすぐにインプラントを埋め込む抜歯即日インプラントを行うことも可能です。抜歯とインプラントを同時に行うことで、治療期間を短縮できます。
痛みへの配慮
インプラント手術は麻酔が効いた状態で行いますので、基本的に手術中に痛みは起こりませんが、あまりに不安を感じていると、少しの刺激でも痛みとして感じてしまうことがあります。そのような方には、静脈内鎮静法を行うことで心をリラックスさせ、痛みに過敏になる状態を避けることができます。
他院で断られた方
当院の骨を再生させる手術「骨造成術」
インプラントを断れる理由のほとんどは「骨が足りない」という問題がある場合です。当院では、骨を再生させる手術「骨造成術」を各種行っておりますので、骨が足りなくて他院でインプラント治療を断られた方でも、インプラントができる可能性があります。
ぜひ、他院でインプラントを断られた方もあきらめず、一度当院までご相談ください。